実は、創業初期、私たちは、もともと2008年にアパレル事業からはじまりました。
小さな製造小売業で、1人1人のお客様に洋服を届けてきました。
あくまでも華やかではないマンションの1室のみでビジネスを展開して、
懇意にしていただけるお客様と一緒に発展してきました。
顧客の中には、政治家や芸能人の方もおられます。
その後順調に顧客、店舗も増やし、地域で愛されるビジネスに育ちました。
そこに、コロナが直撃。
東京近郊は緊急事態宣言によって、百貨店をはじめ営業を自粛せざるを得ないムードになりました。
長年営んでいたお店が、いとも簡単に危機になって、改めてアパレル産業のもろさを痛感します。
時代や情勢に左右されない安定した業界はないだろうか?
こうして行き着いたのが、運送業界でした。
実は、アパレルのお店をやっている中で、
生地やボタンといった素材を海外から調達して、
工房に運んでもらって縫製をする、
完成した製品を職人の元からお店まで届けてもらい、
そこからお客様に着用いただいた後に、お客様の元に送る、
この全ての工程に運ぶ、という行為が絡んでいたのです。
私たちは、どんな業界にいても、物を運ぶ、
物流があるから活動できるのです。
このことを感じた時に、業界を飛び越えて運送の世界で私たちが
これまでとは違った運送業があっても良いのでは?と気づきました。
同時に、運送業界の闇がわかりました。
運送業は、世間一般的には重労働というイメージがあります。
運送業を営む以上、車を含めた設備投資をして、ドライバーを抱えるイメージがあります。
これらの常識を一旦取っ払った形で、ドライバーさん、荷主さん、全員が笑顔になれるモデルはないか?
こうして完成したのが、新・軽貨物運送業開業でした。
運送業は、あくまでもサービス業です。
スマホで手軽に購入した後に、実は動いている大切なサービス。
間違いなく、時間通りに届き、届いて良かった!
そんな感情を一緒に体感すること、それが私たちの役割です。